11.2.10

モノクロのピアニスト


Vradimil Horowitz (1903.10.1-1989.11.5)

クラシック音楽を聴くときにはついつい演奏家から選んでしまう。この頃更に深みを増して心に響いてくるのがこのホロヴィッツの音楽。彼のスクリャービンをよく聴く。とても美しいピアノを演奏するのだから。。。。激しさの奥に潜む甘さ、細かなパッセージはほろほろと零れ落ちるナミダのように、切ないロマンティシズム、穏やかさを誘う一定リズム、どこまでもとまらないアパッショナータ。。21世紀を代表する名演奏家。今日はお気に入りのピアニストについて此処に留める。



モーツアルトの音楽は心に安堵感をもたらすといわれているがホロヴィッツのスカルラッティ ソナタシリーズも同じような感覚に陥る。小気味よい指のタッチが映像をみなくとも耳を伝ってわかる。深い夜の森にはスクリャービンを。こちらは甘い香りに柑橘系が入り交じったいわゆる“好きな”感じ。いい香りがする。


(左より)セルゲイ・ラフマニノフ、ウォルト・ディズニー、そしてホロヴィッツ。ディズニーはクラシックが大好きでミッキー作品や古い作品にでてくる。MUSIC LANDは名作。クラシックの島のお姫さまとジャズの島の王子さまのインスピレーションが素晴らしい。




1986年4月 61年ぶりに祖国旧ソ連に帰った時の幻のコンサート。モスクワ音楽院大ホールにて。この時アンコールで演奏されたシューマンの『トロイメライ』は伝説といわれている。故郷に帰った喜びで溢れる表情







そもそもサロンの始まりは若い芸術家たちのおしゃべりの場。1830年代のフランスでは音楽や絵画、文学 様々なジャンルの芸術家達が集い、時間をわすれて時には一晩中談義をしながらおしゃべりに興じ お互いの作品に影響を与えていく。パリには古くよりサロンの伝統がありことのはじめは政治家たちによるものだったといわれているが1830年7月革命以後 政治家たちはサロンの外で活動するようになり、芸術サロンとしての色彩を強めていったのだとか。詩人デュマ、ゴーティエは自身の詩を朗唱し またリストやショパンはテーマに応じて即興演奏をしたというエピソードも。。サロンでのコンサートは大きなホールで演奏するのとは違った喜びがある。演奏家と聴き手の親密な空間。古くからサロンは多くの音楽を育んできた。クラシックのピアノ音楽の多くはサロン音楽から生まれたのですから


うふふ  












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すきなもの うつくしいもの きれいなものを 傍に置くように 音で表現するように (Леф=Left Front of the Arts)

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