7.3.11

南部鉄瓶の妙

お気に入りの やかんの話でも しようじゃないの 



ぱんぱんぱん と濡れたお茶巾でたたいていく


ほこほこと白い湯気をあげて とても気持ち良さそうな鉄瓶。 そして なぜか満足する私。

日頃の なにげない 贅沢はこんなところにあります。

大切にしているのは南部鉄器の鉄瓶。

これでいれるお茶の味は ひとつ ちがう。



それは春の木漏れ日の時。ぽかぽかと軒下で御釜たちがひなたぼっこをしていました。

平宅先生のお宅にあるお道具はみな『いいかおを』しています。

先生はチャーミングに私をみて ききました

『このおかまたちを 春、夏、秋、冬 でいいあててみて』



寒い 寒いと まだ冷える3月の末、招かれたノーナの部屋は格別輝いてみえました。

机の上に用意された2つのティーカップ。真ん中にはジャムビスケット  

私たちは それぞれに今日の『きもち』を準備して それを『演じきり』ます。

『もう一杯 いかが?』



アンティ・ヌルメスニエミ Antti Nurmesniemi
1927-2003 フィンランド
Antti Nurmesniemiは1927年フィンランド生まれ。インテリアデザイナー、工業デザイナー、建築家として有名。ホーロー製のポットからサウナスツール、
Metroの電車のデザインなど多岐にわたり活躍。


スティグ・リンドペリ Stig Lindberg
1916-1982 スウェーデン
Stig Lindbergは1916年スウェーデン、ウミュー生まれ。
第2次世界大戦後、Stig Lindbergはデザイナーとして広く認知されることとなる。セラミックはもちろんのことABC,Musikbussen,Krakel Spektakel Koper En Klubba の3冊の絵本やDaniel Doppsko,Krakel Spektakelの挿し絵を手掛けたり セラミックタイル・プラスティック製品・テキスタイルなど多岐にわたりデザインし活躍する。

カイ・フランク  
Kaj Franck
1911-1989 フィンランド
Kaj Franckはヴィーブリ生まれ。ヘルシンキの美術工芸大学で家具デザインを学ぶ。1938年にテキスタイルデザイナーに。
装飾をなくし機能を重視したシンプルなデザインを追求する。その中でもGlass製作では芸術的なアート作品も残す。

カーリン ビョールクウィスト Karin Bjorquist
1927- スウェーデン
Karin Bjorquistは1927年スウェーデン生まれ。
女性デザイナーとして活躍し Veronika,Kobolt,Vardag,Svart ruterシリーズなど女性らしいデザインで人気をえ1954年にはミラノトリエンナーレでゴールドメダルを受賞する


柳 宗理 yanagi souri
1915- 日本 東京
柳宗理は1950〜60年代の戦後復興期から高度経済成長期にかけて最も日本のモダンデザインを支えたインダストリアルデザイナー。
柳宗理のデザインはシンプルで純粋な形の中に実現された、人の心を打つ暖かさは彼が主張する「用の美」そのものである。柳宗理は常に日本工業デザイン会の一人者として活躍し、現在もなおその創造意欲は衰えを知らない。


おまけ

樂 吉左衛門 raku kitizaemon









やかん【薬缶・薬罐・薬鑵】は、湯沸かしに用いられる、主に土瓶形の道具である。
最近では英語にならってケトル(Tea kettle から)と呼ばれることもある。




-パグ【Pug】とは、犬の種類(犬種)の一つ。短鼻の小型犬。







玄米はよく噛んで食べる事。










фп

Моя фотография
すきなもの うつくしいもの きれいなものを 傍に置くように 音で表現するように (Леф=Left Front of the Arts)

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